現存メーカー品であれば部品交換でまだまだ十分対応できます!
思い起こせばここから始まりでした。
H様より勝手口ドアをドアリモ「勝手口」でリフォームしたいというご依頼でした。
H様から採風型のアルミ樹脂型のドアにというご要望でしたが現地へ行ってみるとトステム系樹脂サッシマイスター
外見は綺麗でまだ十分使えますがどこかにご不満がおありですか?と伺ったところ、奥様から「室内側から外が見えるほど隙間が開いているのが気になっているのでリフォーム(交換)したい」ということでした。
マイスターはまだ現存するメーカーのものなので部品さえ見つかればゴム(気密材)を交換することで隙間は塞げると思いますし、ガラスも高断熱型ペアガラスに交換することで、現在新築で使用されているドアと同等の性能を有する物になりますよ!とご提案させていただきました。
30年も前のドアなのであきらめていましたが部品交換だけで済むのならという事で勝手口ドアのリフォームはドアハンドル交換、気密材交換、ガラス交換のみとなりました。
勝手口ドアの交換を考えていましたが交換しなくても良くなったので。。。
ということでこちらの階段ホール窓のご相談を受けました。
こちらの窓、1980年代にトステムで発売したサンロマンという両開きの装飾窓。
数年前、家全体の窓リフォームをした際、業者さんからここの異形窓はできませんと断られていたそうですが結露がひどくて気になっていたそうです。確かに天Rのランマ付きの異形窓では、樹脂内窓の取付もできませんし、マドリモでも設定が無いのでできません。
そこで、考え付いたのが既存枠内にガラスを嵌め込むやり方です。
既存の樹脂製化粧枠の段差を利用、アルミ枠に強力な両面テープを貼り高断熱ペアガラスを嵌め込みし隙間が無い様コーキング材を充てん、下枠1方のみ押縁を着けています。最近のトリプルガラスサッシの納め方にも使用されている接着工法を真似たものです。窓を開けないということを前提でこのような方法で行いましたがどうでしょうか。冬場にも訪れて結露状況などを確認したいと思います。
今回の工事で使用した製品
トステム(リクシル)マイスター用気密材枠用、ドア用
トステム マイスター用ドアハンドル
YKKAP製 遮熱LOW-Eペアガラス(アルゴンガス入り)1枚
日本板硝子製 異形断熱LOW-Eペアガラス 2枚